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武田 全康
ぶんせき, 2021(11), p.611 - 615, 2021/11
東日本大震災の影響で10年にわたり運転を休止していた研究用原子炉JRR-3が2021年2月に運転再開したことにより、大強度陽子加速器実験施設(J-PARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)の大強度パルス中性子源と大強度定常中性子源(研究炉)の両方を利用することのできる中性子科学推進の場が茨城県東海村の日本原子力研究開発機構原子力科学研究所の敷地内に実現した。本解説では、それらの施設の特徴とそこに設置されている装置群を紹介する。
内海 渉
no journal, ,
原子力機構の研究用原子炉JRR-3で行われている中性子利用研究について報告する。JRR-3には、炉室及びガイドホールに粉末回折、3軸スペクトロメータ、小角散乱装置、反射率計、ラジオグラフィー、応力解析装置など33の中性子ビーム実験装置が設置されている。これらの装置を利用して、基礎研究から産業利用まで幅広い研究が実施されている。中性子結晶構造解析は最も重要なもののひとつであり、タンパクの構造や水素貯蔵材料、リチウム電池などに関する研究が精力的に行われている。また、中性子ラジオグラフィーも農業や工業応用まで幅広く利用されている。JRR-3は、日本における中性子利用研究センターの中核施設のひとつであり、多くの研究成果を生み出してきた。2010年度は645件の課題が採択され11,000人日以上の外部ユーザーがJRR-3を訪れている。残念ながら、2011年に起きた東日本大震災のためJRR-3は停止状態が続いているが、現在一刻も早い再稼働に向けた努力が進められている。
武田 全康
no journal, ,
世界中には50基ほどの試験研究炉が存在しており、発電炉と異なり、様々な用途で利用されている。この講演では、中性子ビーム炉の代表例として、原子力機構の試験研究炉JRR-3に焦点をあて、これまで得られた成果や利用実績なども含めて、そこで行われている研究開発について紹介する。